キャンドル展「イーハトーヴの旅」が無事終了しました。
会場へ足を運んでくださった方、応援してくださった方、朗読して
くださった湯谷知子さん、そして、そして、ギャラリーノアの西川さんと尾川さん、本当にありがとうございました。

この展示のための制作に取り掛かったのは、名古屋でも時々雪が舞うような寒いころでした。
とても久しぶりの個展で、しかもテーマが宮沢賢治となればわたしにとってはおおごとでした。
あまりにも有名な宮沢賢治にわたしはどのようなアプローチをすればいいだろう・・・
宮沢賢治を追っていた若いころを思い出し、また、再び賢治作品を読み返し、懐かしいのに新鮮な気持ちのなかで夢中で制作しました。
そして、わたしにとって宮沢賢治は旅だなあとつくづく思いました。
作品を読むことも、花巻や盛岡をたずねることも、ロウソクをつくることもみんな旅だったなあと。

まだ寒かったはずなのに、展示が終わって気付いたら、もう夏がそこまで来ている。
自分がそれに気付いていなかったのにびっくりです。
普通に日常生活を送ってきたはずなのに、まるで旅から帰ってきた時のようになんだか景色が違って見えるような気がします。